卒業生インタビュー:野間弓加氏(2期生・株式会社ユータック契約ライター)
そろそろお馴染みの卒業生インタビュー。女性が続きます。今回は大阪からライターになるために上京してきたという野間さんにお話を伺いました。
――ライター予備校を受講した経緯をお聞かせください。 野間:大学を卒業したあと、2010年4月にライターを志して上京してきました。初めは、お金を貯めて秋から専門学校に通う予定だったのですが、ネットでいろいろ情報を集めているうちに、たまたまライター予備校のホームページを見つけて。たしか、6月ぐらいだったと思います。その時点で無料のプレ講義はすでに終わっていたのですが「まだ間に合います」と書いてあったんです。これは、と思って受講料の金額を見たら、お金を貯めてからでなくても通えそうで。月謝制でしたからね。私自身、できるだけ早くライターになりたい気持ちがありましたし、タイミングがよいと思い、申し込みをしました。 ――現在のライターの仕事について教えてください 野間:私はいま、ライター予備校の講師であり、ライター講座ドットコムの代表でもある臼井さんの会社(編注:株式会社ユータック)との契約で、仕事を請け負っているのがほぼすべてですね。業務委託、という感じです。 |
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――ライター業の良さを教えてください。 野間:私は社会人経験がなく、大学を卒業して2・3か月後にはライター予備校に入っていたので他と比べるのが難しいのですが、良くも悪くも、ライター業は自由ということでしょうか。少なくとも、原稿を書いているときは誰かに邪魔をされることはありませんし、結果さえ出せれば過程に関してはいくらでも工夫の余地がある。締め切りにさえ間に合えば別にいつ書いていようといいわけですから、そういう意味での自由さもあります。ただ、自己管理ができないと後で大変なことになりますから、良いことだけではないですけれども。 あとは、上下関係があまりなくフラットに見てもらえること。打ち合わせの場では、駆け出しのライターであっても企画を出せますし、そこは面白いですね。自分からいろいろと工夫をしたり、アイディアを出したりというところに楽しさを見いだせる方は、ライターに向いているかなと思います。そもそもライターを志される方は、自分の個性やユニークさを持て余している部分があると思うので(笑)、それをうまくアピールしていければ、ライターとして困らない程度に仕事は頂けるのではないかと思います。 ――プロとしてライター業に取り組む中で、役立ったライター予備校での「教え」は何ですか? 野間:すべてのことが役に立っていますが、自分が書いた文章の添削をしていただけるので、自分の癖ですとか、文章を「商品」として見たときに良くないところ、逆に伸ばしていくべきところがわかったことが一番ですね。 実際、私自身がライターになってから、臼井さんの凄さを実感しました。よくあれだけの仕事をこなしながら、私たちに教えてくれていたなと思い、あとから余計に尊敬の念が深まりました。臼井さんは忙しい中で時間を割いて、大きな収入にならないライター予備校を運営している、志や情熱を持っていらっしゃる方です。自分がライターとしてやっていくうえで、励まされるというか、教えて頂いた分頑張らないといけないとも思います。 |
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――今後、ライターとしてどんな感じで進んでいきたいと思っていますか? 野間:業界内で名の通ったライターになりたいですね。理想は「困ったことがあったら野間に頼め」みたいなポジションですかね。あとは「あの人のところに行ったら面白いアイディアを出してくれるよ」と言われるような。 そういうこともあって、まずはなんでもやってみるスタンスで仕事をしていますし、いまのまま業界内で売り出していって、安定して仕事をやっていくのが目標という、夢があるというよりは地味な話ですね(笑)。「書きたいことを書く」よりも、自分の「得意分野」を踏み固めていく感じで進めていきたいです。 ――最後に、4期生になろうとしている人たちへメッセージをお願いいたします。 野間:将来の当てがない世界に飛び込む不安を感じている方もいると思います。私自身「とりあえず来れば大丈夫だよ」とは言えません。真剣に学ぶ気持ちがないと、おそらくその不安は的中してしまいます。ただ、臼井さんの教えを100%受け止めてそれを信じ、本気で学ぶのなら道は開けます。 自分の年齢やこれまでの経験、文章の上手・下手を気にする方もいるでしょうが、それらはあまり関係ありません。現在の能力よりも、学ぶ姿勢にかかっていると、私は思います。ですから、これらのことを気にせず飛び込んでいけるなら、臼井さんは必ず導いてくれるし、私たち卒業生もいろいろとも協力します。まずは、ぜひ臼井さんの話を聞きに行ってみてください。 |
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■卒業生プロフィール
野間 弓加(のま・ゆみか)●大阪府出身。大学卒業後ライターの道を志し上京。ライター予備校を受講後、主に株式会社ユータック契約ライターとして活動中。携帯サイトのコラムや求人サイトの記事などを担当。インタビューが得意で好きだという彼女にどうぞご指名を!
■聞き手、ライター
竹田明(たけだ・あきら)●ライター予備校3期修了。現在株式会社ユータックでアシスタントライターとして修行中。好きな色はオレンジ、趣味はF1観戦。最も好きなF1ドライバーはミハエル・シューマッハ(本人曰く「ベタですが」とのこと)。