【ライター予備校レポート02】「相互評価」で文章力もアップ!
■今回も「文章力の基礎」がテーマ
前回の講義から2週間、第3回講義が行われました。
今回は、無事9名の受講生全員が揃っています。ほとんどのメンバーは、すでに顔をあわせているため、少し緊張も取れてきたようす。
今回も講師・臼井のあいさつからスタートし、さっそく講義へと入っていきました。
主な講義テーマは、前回に続いて「文章力の基礎について」。
文章が分かりにくくなる原因は、書き手の「自己満足の文章」になっていることがほとんどです。読み手にしっかりと伝わる文章にするために、そうならない事が最も大切……。ということが講義の内容。
しかし、頭では理解しているつもりでも、つい「これで伝わるだろう」と、読み手に理解を強要してしまいがち。そのため「なんとなく分かるけど、結局は何が言いたいの?」といった感情を抱かれてしまうのです。読み手を意識し、自己満足に陥らないことは文章を書く上で最大のポイントのため、熱のこもった講義が続きました。
■受講生同士による「相互評価」のメリット
ライター予備校の特徴のひとつが、毎回のように行われる文章の「相互評価」。
今回も、受講生同士による課題の相互評価に加え、ライター予備校のOB/OGによる添削も実施しました。
講義で受けた指摘をふまえて文章を見なおしてみると、書いていた時には気付けなかった文章の穴に気付く事ができます。
「意図したとおりに伝わらなかった」
「客観的に書いたつもりだったけど、分かりにくい表現になっていた」
「十分に説明したつもりだったのに、まだまだ言葉が足らなかった」
など、受講生からいくつも声が上がり、改めて問題点を浮き彫りにすることができました。
他の受講生が受けた指摘についても、ただ聞き流すだけでなく「こんな指摘があるんだ」と考える事で、自分の文章に対しての「ツッコミ力」も磨かれていきます。こうした「相互評価」を行うことで、一度の講義中に何倍もの「ツッコミ力」を上げていくことが可能となっています。
最後に講師・臼井による総評を聞いて、課題文の確認は終了。
独りよがりな文章にならないために学んだコツを、次回の講義へと繋げていきたいところですね。
講義ではそのほかに、メールの作法や必須ツールについても具体的に紹介されました。すべての講義が終了した後も、受講生から次々と質問が投げかけられ、皆さんの熱心さがうかがえます。
今回も、受講生の皆さんにとって充実した4時間となったのではないでしょうか。
【レポーター】近藤智子/東京生まれ、東京育ち。ライター講座第2期を受講し今年3月修了。駆け出しライターとして奮闘中。