【ライター予備校レポート03】ライターとしての意識を高める!

■ライターとして必要な「国語力」と「知識」

6月25日、土曜日。曇り空ながら蒸し暑かったこの日、ライター予備校の第4回講義が行われました。
講座は全14回(予定)なので、すでに3分の1ほど消化したことになります。

まず最初に「文章力」についてのレクチャーを行いました。

出だしは、文法。中学生で習ったような国文法ですが、案外忘れていたり勘違いしていたりするもの。注意が必要です。ここでは形容詞の活用や敬語の使い方についておさらいしました。

さらに、講師・臼井が見つけてきた「おかしな文章」の実例を読んで、どこを直すべきか指摘するということも行いました。読者視点で、改善すべき点を探しながら文章を読むと、自分で書いているだけではなかなか身につかない、客観的な文章評価術を養うことができます。受講生からは積極的な発言があり、文例に対して多くの指摘があがりました。
ちなみに、文例は初心者ライターが書いたものと、某新聞社Webサイトで実際に掲載されたものを使っていました。

つづいては、ライターを取り巻く「業界」や「業界人」についての話。

実際にプロのライターになったら、どんな人とどんな形で関わるのかという内容。さらに、そこから一歩進んで「業界人とのつきあいかた」といったところまで話が広がるのは、まさに当講座流。現役ライターが講師をしているからこそ聞ける、実用的なアドバイスの数々。受講生のみなさんにも、ぜひ参考にしてもらいたいと思います。

そして最後は、毎度おなじみ課題評価。
自分の文章の特徴やくせがそろそろ分かってきたのではないでしょうか。

 

■プロライターまでの距離は近い?遠い?

数回の講義を経て、本当に自分の文章力があがっているのか? 本当にプロのライターに近づいているのか? そんな疑問を感じ始める時期かもしれません。講義の中では、質問としてその不安を率直に口にした受講生もいらっしゃいました。不安もあるでしょうが、まだまだ先は長いもの。まずは目の前の講義、課題に集中してほしいと思います。

文章力はコツコツと書き、直し続けることでしか上達しません。
地味な作業ですし、無意味に感じられるかもしれません。しかし、その積み重ねは間違いなく力になります。

講師・臼井いわく、受講生のみなさんの文章力、ライターとしての意識は確実に上がっているそうです。
ご自身で実感できるようになるには、まだ遠いかもしれませんが、自分を信じてひきつづきがんばっていきましょう。

 

【レポーター】
野間 弓加/大阪出身。昨年上京、ライター講座第2期を受講し今年3月修了。現在は駆け出しライター。

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主催者プロフィール

講師 臼井隆宏
■臼井隆宏(うすい・たかひろ)
1974年埼玉県生まれ。進学塾講師を経て、コンピュータサポート業をスタート。96年末より、儲からない社業とは別に「コネなし、実績なし」からライター業に進出。以後、各誌に寄稿する傍ら、97年からは自社ライター育成にも注力。 05年、ライター講座ドットコムを開設。株式会社ユータック代表取締役。

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