不況下でも頼られるライターになる その2 速く書くノウハウ

■書く速度を上げるには

そのためには、まず訓練。
そして、実践。
これを繰り返すしかありません。何事も、最終的には経験から学ぶしかないで
すからね。まずは、自分で〆切を設定します。それもきつめの。
たとえば、1000字の文章を1時間後までに仕上げる、とか。
そういう風に設定して、実際に書いてみる。
間に合わなければ、間に合うように書く。
これを繰り返しましょう。

どうしても速くならない、と言う人にはいくつかの特徴があるのですが、その
中でも一番大きいポイントをお教えしましょう。

それは、「迷い」。

文章を頭に思い浮かべつつ、キーボードを叩く(文字を書く)。
こうしている間に、迷いが出ることがあります。
「ここは『だが』にしようか『しかし』にしようか…」
とかね。

文章表現、説明の順序、なんでも迷いが出ちゃいます。

で、この「迷い」が生じたときに、その場で手を止めて考え出したら…どんど
ん時間が掛かっちゃいます。

ですから、書くのが襲い人って「考えている時間、迷っている時間」が長いだ
けで、実際に文章を頭に思い浮かべ、そしてキーを叩いている時間は、原稿を
書くのが速い人とたいして変わらないんですよ。

それを証拠に、タッチタイプのものすごく速い人でも、遅筆な人なんていくら
でもいますからね。物理的な問題じゃないんです。

あとはもう、追い込まれること(笑)。
極論しますとね、天井に針が付いていて、それが時間とともに降りてくるワナ
が仕掛けられている部屋で原稿を書くとするでしょ。なんだか安っぽい冒険映
画みたいですけど。
で、その針が1時間立つと自分に刺さって死んじゃうとしますよね。
その間に原稿を書き上げたら、その針が止まると。

どうします?
書きますよね?とにかく。
ひたすら書きますよね。

それです。

その「ひたすら書く」を普段からできればいいんですよ。

とにかく書く。
思いついたら書く。
正しいかとか、いい文章か、とかは考えない。
字数を埋める!
手と言語中枢が直結したかのように、ひたすら手を動かす!

…もちろん、埋めただけではダメ。
どうするかというと、推敲するんですよ。
読み直して、書き直して、手を入れる。
そうした作業をしていくなかで、考えながら慎重に書くよりも絶対いい文章が
できます。

うまいライターの特徴…だと思うのが

書く:見直す の時間配分で、右側のほうの割合が大きいこと。

5:5、いや4:6あたりには最低でもなってほしいですね。
できれば、3:7くらいまでいくといいですよね。

見直す力、推敲する力はイコール編集力と言うこともできるかもしれません。
あなたも、時間配分を変えて「編集力」をつけるように努力しましょう。

推敲のコツ…はまたいずれ。

ちなみに私ですが、1:9 ですね。

書く時間:ボケっとしている時間 ですが(苦笑)
昔から私、追い込まれると速いんですが、追い込まれないと何もしないんです
よ。困ったものです。

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主催者プロフィール

講師 臼井隆宏
■臼井隆宏(うすい・たかひろ)
1974年埼玉県生まれ。進学塾講師を経て、コンピュータサポート業をスタート。96年末より、儲からない社業とは別に「コネなし、実績なし」からライター業に進出。以後、各誌に寄稿する傍ら、97年からは自社ライター育成にも注力。 05年、ライター講座ドットコムを開設。株式会社ユータック代表取締役。

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