卒業生インタビュー:H・E氏(3期生・会社員)
いよいよ募集が始まった「ライター予備校 第4期」。
今回は前期の卒業生インタビューをお送りします。男性会社員のH・Eさんが会社員の立場でライター予備校を受講した理由などをお聞きします。
――ライター予備校をどこで知りましたか?
Eさん:現職で報告書を書いたり、お客様と話したりと、言葉に携わることが多かったので、ちゃんとした文章を書けるようになりたいという思いがありました。それに、「世の中には文章だけでお金を稼いでいる人がいる。その人たちはどんな人なのだろう」という興味も手伝い、インターネットで「文章術 ライター」というキーワードを検索してみました。すると、ライター予備校のウェブサイトが出てきました。さらに、ライター予備校の講師である臼井さんの著書「あなたが今から、プロのライターになる方法」も購入しました。
――ライター予備校受講を決めたポイントは何でしたか?
Eさん:一番大きかった理由は、素人向けを謳っていたところです。ライター予備校に通い始めたとき私は32歳だったのですが、プロのライターを養成する講座を受講するには、やはり年齢と経験のなさは不安材料でした。けれど、ライター予備校のサイトと主宰者である臼井さんの本を読み、その不安は払拭されました。
正直に言って、プロのライターになろうという思いはありませんでした。しかし、ライター予備校を受けたいま、ライター業に興味を持っています。面白そうな仕事だなと思います。現職があるのでいますぐプロのライターにはならないと思いますが…。
あと、他の講座やスクールと違い、支払いの方法が月謝制だったので、やりたいと思ったときすぐに始められるというのも大きかったです。やりたいと思ったけど、いまから何年かかけてお金を貯めなければならないとなると、熱が冷めてしまいます。その点、ライター予備校は思い立ったが吉日、すぐに飛び込めるシステムになっていました。
――ライター予備校の受講前と受講後の印象は?
Eさん:素人向けを謳ってはいましたが、本気でプロになりたい人だけを募集しますと書いてあったので、厳しいのは覚悟していました。が、予想以上でした。
それを一番強く感じたのが、課題添削。毎回課題に添削がついて返ってくるのですが、その一回目を見たとき、赤入れの多さに「これは大変だな」と痛感しました。仕事中に文章を書いていても、真っ赤になった自分の文章に対する講評受けている講義での様子が頭に浮かびました(笑)それぐらい衝撃がありました。
――講義の中で一番苦労した点を教えてください。
Eさん:特に苦労した点は、添削・講評を自分のものとして消化することです。講義では臼井さんだけでなく、アシスタントで私たちの先輩、ライター予備校2期生の野間さんと近藤さんの添削と講評も受けました。しかもそれが受講生全員分ある。
私たち3期生は8人ですから、8×3=24個の添削と講評を消化するのですから大変ですよね。もっとも、これらはライター予備校の長所の一つだと思います。大勢の文章を見て「人のふり見てわがふり直せ」が実行できますから。
――ライター予備校受講で、自分の文章が変わった実感をお持ちですか?
Eさん:習ったことすべてを習得できたかというと自信はないのですが、自分で変わったと思うのは、自分が書いた文章を読んだ人に、どういった行動をしてほしいのかを考えて文章を書くようになった点です。
いまも仕事で、アンケートの結果などをレポートにまとめるのですが「それを報告したあとどうすればいいのか」「お客様にはこういう問題点があるから、次はこうしましょう」とかレポートの次のアクションを意識して書けるようになりました。
――ライター予備校の講義の中で、文章術以外で学べたことはありましたか?
Eさん:礼儀の大切さをあらためて学びました。例えば、メールには必ず返事を書くだとか、日々のお礼、ご挨拶などです。社会人になって年数がたつと、いただいたメールへの小まめな返信などは、だんだんとおろそかになりがちです。ライター予備校で営業力の一環として、礼儀についてあらためて教わったいまは、メールに対してきちんと返信をする、誰かに何かをしてもらった時には「ありがとう」と言う、などを意識してできるようになりました。
――ライター予備校4期生へのメッセージをお願いいたします。
Eさん:ライター予備校は、素人向けですがあくまでも本気でプロを目指すライターを養成する場。ですから、講座の内容は素人には結構厳しいと思います。ですが、文章の添削など受けた経験がない完全な素人だった私でも、講座についていけました。だから、興味はあるけれど、自分にできるかなと思っている人にこそ、受講してほしいと思っています。
■卒業生プロフィール
H・Eさん(男性)●都内で働く会社員。文章力アップを目指しライター予備校を受講した第3期生。会社の規定で副業が禁止されているため、ライター業からは身を置いているが、ボランティアや趣味の範囲で書く機会を増やそうと活動中。
■聞き手、ライター
竹田明(たけだ・あきら)●ライター予備校3期修了。現在株式会社ユータックでアシスタントライターとして修行中。