副業ライターになる ~ステップアップするには
前回は、副業ライターとしての第一歩に、
「内職ライター」になろう、というお話をいたしました。
今号では、そこからステップアップして、ある意味ちゃんとした
「副業ライター」になるための方法、心構えについてお話ししたいと思います。
(内職ライターがちゃんとしたライターではない、ということではありません
が、そこで満足しているようではもったいないですからね)
前号で述べたとおり、内職ライターには大変安いギャラの仕事しか基本的には
回ってきません。逆に言えば、誰が書いても構わない、クオリティは特に問わ
れないということでもあります。
今現在、内職ライターによく回ってくる仕事は、機械生成の文章ではいろいろ
な理由があってまずいが、別にうまい文章である必要はない、というものが大半。
詳しい説明は省きますが、Webサイトに多くの人を誘導するために必要な「タネ」
を作るという仕事なのです。ですから、読んでみて「うまい!」と感じる文章
である必要はほとんどなく、他からのパクりでなくて、しかも人間の書いた文
章であれば問題ないというレベルなのです。
そのようなレベルの仕事では、
・書くという作業になれること
・スピードを上げて書けるようになること
・書いてオカネをもらう、という行為の流れをつかむこと
くらいしか身につくことはありません。
もちろん、きちんと問題意識をもって取り組めば、将来フリーのライターにな
った際にあなたの血となり肉となる経験を積めることには間違いありません。
特にスピード、これがないが故に、せっかく能力があっても稼げないライター
さんはたくさんいます。趣味レベル、内職レベルのうちに、将来役に立つよう
なスピードを身につけておくのは大切です。
■ステップアップするために身につけておくべき能力
話は本題へ。
内職ライターからステップアップするには、
・読者が読んで、意味をきちんと理解できる文章
・発注者が読んで、問題ないと思える文章
を書けることが必要。それに加えて、当然
・〆切までにきちんと納品できること
も大切です。
その上で、
・読者が読んで面白い文章
・読者が読んで役に立つ文章
・読者が読んで感動できる文章
が書けるようになるとさらにGOODです。
■プロとアマの境界線
アマチュアレベルの書き手と、プロのライターが最も違うのはどこか。
それは、
「常に合格点の文章を納品する」
ということです。
読者から見た合格点、ではないことも多々ありますが、少なくとも仕事の発注
者から見て合格点のものを常に出していかないといけない。これは、仕事であ
る以上あたりまえのこと。
ですが、アマチュア気分が抜けないライターさんだと、往々にしてこの大原則
が守れない、ということもあります。
たとえば、「良い文章」「うまい文章」を書くことに躍起になってしまい、〆
切に遅れてしまうとか、当初求められていないことまで書いてしまう、字数な
どの条件に合わないモノを書いてしまうということをしてしまう人がいます。
それでは、プロとしてはダメだということです。
内職ライターから「副業ライター」へステップアップするには、こうした部分
の「プロ意識」を身につけることが必要だと私は考えています。
内職ライターレベルでは、めったに、あなたが書いた文章を突っ返されること
はないはずです。(一部の悪徳業者は、わざと突っ返して、オカネを払わない
こともあるそうですが)ですが、副業ライターへステップアップしたとたん、
こんなことが起こることでしょう。
「ここ、直してください」
「ここはよく意味がわかりません」
「読者の目線で、こう書き直してください」
というような「注文」が入るようになるはずです。
内職レベルでは気にする必要もなかったことが、次々と襲ってきます。
それは、あなたがようやくプロとして認められ始めた証拠と言えるかもしれませんね。
プロ意識を強く心に刻みつけたら、内職ライターからの脱皮を図りましょう。
内職ライター時代の実績を箇条書きでまとめ、自己PR文を書き、チャレンジで
きそうな仕事を持っている発注者に応募メールを送るのです。
まずはあなたの目の前にある箱…パソコンで検索するところから始めましょう。
最初は、こんなキーワードではいかがでしょう?
「ライター募集」
GoogleでもYahooでもGooでも好きなサイトで、こう打ち込んでみましょう。
2009/9/29 火曜日 at 5:22 PM
[...] ●副業ライターになる ~ステップアップするには [...]