【ライター予備校レポート05】長文執筆とイベント取材の基本を学ぶ

8月6日、土曜日。ここ数日は気温が30度をこえる、夏らしい暑さが続くようになりました。
ライター予備校も第7回となり、ついに折り返し地点を迎えます。

(編注:本講座は、全14回の予定。なお、すでに1回補講を行うことが決まっています)

■しっかりした長文を書くために

今回のテーマは「長文を書く」こと。

まずは講師・臼井より、長文における基本についての解説。
つい構えてしまいがちですが、長い文章も短い文章も基本は同じです。講義で繰り返し言われていることですが、読み手から「結局は何が言いたいの?」と思われるようではいけません。タイトルやリードについても「何のために書かれるものか」をしっかりと理解し、的確にキーワードを選んでいく必要があります。

ちなみに、前回終了時点で出された課題は「本が売れない、雑誌が売れない」というテーマで文章を書け、というもの。
このねらいについて臼井は
「長文執筆での読みやすさを考えているか」
「全体のトーンや、論旨に一貫性があるか」
を見るため、と説明していました。

これまでの課題よりも一段と長い文章を書くということで、受講生の中にも戸惑いが大きかったようです。
しかし、伝えるべきことをきちんと伝えるため、コツをおさえていくことは今までの短文課題と同様です。

文章が長くなればなるほど、重要なポイントは「構成」についてしっかり考えること。
なかでも、読者をひきつけるための最初と、読後感につながる最後の文章は大切です。「本の目次」を意識して、文章全体のバランスを考えていきましょう。

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※いつものように熱の入る講義

■じっくりと時間をかけた講評

今回の課題講評では初めての長文ということもあり、時間をかけた丁寧な指導がおこなわれました。

まずは受講生に対し、ライター予備校のOGであるアシスタント講師が「読者の視点」として感じた、文章全体の疑問点や改善点について率直に伝えました。長い文章では推敲に時間がかかるためなのか、単純なミスを見落としていた受講生も目についた、との談話も。

講師・臼井からは、文章の細かい部分について厳しい指摘が飛びました。こうした指摘も、もちろん単なる「叱り」なのではありません。受講生全体の文章力が上がっているからこそ、より厳しい指導が受けられるというもの。
めげることなく、よりよい文章を書くために努力していきましょう。

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※アシスタントも皆の先輩。聞く姿は真剣!

■ より実践的な課題へ

最後に、イベント取材の方法と注意点について、事前に確認しておくべきポイントなどもふくめて学習。

次回は学んだ事を実践するため、イベントに出向いて取材記事を作るという課題がでています。そろそろ見え始めた「卒業制作」というゴールに向け、しっかりと前進していきたいものですね。

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※するどい質問も飛びます。

レポート:近藤智子(こんどう・ともこ)/ライター予備校第2期卒業生。最近の仕事は大手企業のメールマガジンなど。先日リニューアルした女子むけメールマガジンでも活躍中!→ http://melma.com/backnumber_169006/

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これまでのコメント

  1. 卒業生インタビュー:近藤智子氏(2期生・合資会社エースラッシュ所属ライター) | ライター講座ドットコム :

    [...] 当サイトにもOGとして寄稿していただきました。講義のレポートです。 [...]

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主催者プロフィール

講師 臼井隆宏
■臼井隆宏(うすい・たかひろ)
1974年埼玉県生まれ。進学塾講師を経て、コンピュータサポート業をスタート。96年末より、儲からない社業とは別に「コネなし、実績なし」からライター業に進出。以後、各誌に寄稿する傍ら、97年からは自社ライター育成にも注力。 05年、ライター講座ドットコムを開設。株式会社ユータック代表取締役。

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